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できるより先に、見ているもの

子どもが何かに取り組んでいるとき 私たちはつい「できたかどうか」を見てしまいます


できた

できなかった

前より上手になった

まだ同じところで止まっている


でも 少し立ち止まって見てみると

子どもは、できる・できないの前に もっとたくさんのことを抱えています


不安そうな目

様子をうかがう仕草

失敗しないか確かめるような間


「やってみようかな」そう思うまでに どれだけの勇気が必要だったのか


その小さな決心は 結果には残らないけれど、確かにそこにあったものです


[できなかった]という結果だけを見てしまうと、

その手前にあった迷い ためらい 挑戦する気持ちは 簡単に見えなくなってしまいます


でも 私が大切にしたいのは、

その子が何を見て、何を感じて、どんな気持ちでそこに立っていたのか


うまくできなかった日も、途中でやめてしまった日も

その子は、ちゃんと向き合っていました


目をそらさずに

逃げずに

自分なりの精一杯で


「できたね」と言えない日は

「ここまで来たね」

「ちゃんと見てたよ」

そんな言葉を、心の中でそっと置きたい



結果より先に その過程を見ている大人がいること


それは、次に進むための安心になります


子どもは、できるようになったから動き出すのではなく

見てもらえていると感じたとき、もう一歩踏み出せるのかもしれません


だから、この場所ではできるより先に 見ているものがあります


そのことを、何度でも大切にしたいと思っています

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